「好きなことだけやって生きていく」という提案(角田陽一郎著・アスコム)
ベテランのペイペイという私のハンドルネームは、「ベテランの年代になってきているのに、いまだ技能も役職上もペイペイ(=下っ端)のままだ」という、非常に自虐的な意味が込められているのですが、しばしばバーコード決済のPayPayと関連があるように誤解されます。じつは、やるせないハンドルネームなんです。
そんな私ですが、少なくとも高校時代までは、学業もまぁまぁ良くて、一浪こそしましたが、某難関大学にも入れたりと、わりと順風満帆でした。いま思い返せば、勉強だってそんなに苦でなかったんですね。一方で、勉強がめちゃくちゃ好きかといえば、そういうタイプでもなく、それ自体としては面白くない受験勉強も楽しめる工夫をしていたんです。例えば、
・歴史的な出来事の年号なり、時系列を、他人にはいえないような過激な語呂合わせにして覚える
・英単語帳に、いろいろとイラストを落書きして、なんども眺める
・気になるニュースがあったときは、ときどきちょっと背伸びして、英字新聞を買う
・数学の証明は、いまでいう「謎解き」だと思ってクイズ感覚で取り組む
こんな感じでしょうか・・・。
「これが、いますべきことなんだ!!」というのが、本書を読んだ感想です。
本書で筆者が伝えたいことは、
・人生において長時間費やす労働時間にこそ、好きなことをすべきである
・好きなことをするというのは、いま好きだと思っていること(趣味・娯楽)を死後にするという意味ではない。
・いま職場で取り組んでいること、今の立場で取り組めることに、興味を持って取り組む
・社会全般のさまざまなことに対しても興味を持ち続ける(ひとごとでなく、自分ごととして)
・好きなこと、興味のあることをこうやって当事者意識をもって増やしていけば、おのずと仕事に対する興味・関心を高められて、仕事での技能や実績も蓄積され評価もされるようになる。
といったことでした。
では、具体的にどのように、「好きなこと」化していくのか・・・。本書にもヒントがいろいろありましたが、ここからは自分自身の置かれた環境下で、いろいろ試していきたいと思います(副次的なことですが、それによりブログのネタも増えそうです)。